文書作成日:2018/06/20


 遺言の種類のひとつに、公証役場で作成する公正証書遺言があります。この公正証書遺言が毎年どのくらい作られているか、ご存じですか。ここでは、今年3月に発表された日本公証人連合会の統計資料(※)などから、公正証書遺言の作成件数をご紹介します。




 日本公証人連合会の統計資料から、平成年間の公正証書遺言の作成件数の推移をまとめると、グラフのとおりです。平成元年には4万件程度だった公正証書遺言の作成件数は右肩上がりに増えています。24年以降は増加のペースが速くなっており、平成26年に10万件を超えて、29年には11万件台に達しています。






 公正証書遺言は、公証役場で作成してもらうため、不備の可能性や紛失等の危険性が少ないといったメリットがあります。その一方で、作成の手間や費用がかかること、他人に遺言内容を知られるというデメリットもあります。公正証書遺言の作成件数は右肩上がりを続けていることから、公正証書遺言を選ぶ人が増えていることがうかがえます。

 ただしこの件数には、新たな公正証書遺言の作成件数だけでなく、以前に作成した公正証書遺言の訂正や撤回による件数も含まれています。内訳は明らかになっていないため詳細は不明ですが、訂正や撤回を行う人も増えているものと思われます。

(※)日本公証人連合会「遺言公正証書等件数調(全国)


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