文書作成日:2016/12/05


 皆さんはご自分の平熱をご存じでしょうか? 実は日本人の平均体温は60年前に比べ、下がっています。そこで、体温の低下がもたらす弊害や、体温を上げるための暮らしのポイントについてまとめました。




 1954年出版の「医学大辞典」によると、日本人の平均体温は、36度8〜9分とされています。現在の平均は36度2分と、60年ほど前と比べると7分近く下がっています。昔の暮らしというのは、便利なものが少なかった分、身体を動かすことも多く、自然に筋肉がつく習慣がありました。けれど、今のようなライフスタイルでは運動不足となり、筋肉量も減少。筋肉は熱を生みだすものなので、それが少ないということは、低体温になってしまいます。




 人の身体を正常に動かすには平熱36.5度以上といわれていますが、1度体温が下がるだけでエネルギー代謝は12%ダウンし、免疫を司る白血球の動きも30%以上ダウンするとされています。また、ガン細胞は体温が低いと増殖しやすいと指摘する医師も。低体温は、生活習慣病やアレルギー、うつなど、さまざまな病気の元凶。さらに、低体温で基礎代謝が落ちて内臓脂肪が増えると、そこから多くの悪玉ホルモンが分泌され、ガンや高血圧、糖尿病の原因になるとされています。一方、体温を1度上げると免疫力は一時的に5〜6倍にアップ。体温を上げることは、健康の土台をつくるのに欠かすことができません。




 何もしないと年間で減少してしまう筋肉量は約1%だといいます。これを食い止めるには、次のようなことに取り組むのがオススメ。合わせて体温アップの工夫も取り入れてみましょう。

■ウォーキングを習慣化
 1日30分でも歩くようにしましょう。特に体温が下がっている朝がオススメ。

■プチ筋トレ
 スクワットや腹筋など筋肉量を増やす運動を、1日5分でも行いましょう。

■入浴
 1日に1度は身体を温めて、汗をかくようにするのがオススメです。

■朝は白湯
 朝は冷たい飲み物ではなく、白湯で身体を温めるようにしましょう。

■腹巻&カイロ
 外側からも身体を冷やさない工夫をすることがポイントです。


 血液は栄養などを運び、代わりに老廃物を持ち帰ることで、体内への異物の侵入を防止する働きがあります。体温が上がれば、血液の流れもよくなり、免疫力のアップにつながります。まずは自分の平熱を知り、毎日の中で少しでも体温を上げる工夫をしてみましょう。温かい身体はさまざまな病をはねのけ、健康維持につながります。



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